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社会不適合な「みならい脚本家」川崎雄斗の心理学的ライフハックブログ

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1分でわかる!逆転の仕事論(書評)

記事を書いた人:Yuto あとで読む

なんで、あの人はあんなに仕事ができるんだ!?

と、自分と他の人を比べて落ち込んでしまうことってありませんか?

「逆転の仕事論」は、きゃりーぱみゅぱみゅのプロヂューサー増田セバスチャンさんや、秋葉腹で萌えブームを作った?さんなど、類稀なる成果をあげている人たちが「どのような姿勢や考え」で仕事に望んでいるかがわかる本。

何より学ぶべきなのは、成果をあげている人は特別な人ではないというところ。堀江さんの考えが苦手な人でも、「あ、この人の考えは取り入れられるかも」と思うことができると思います。

ここでは、この本で最も大切な3つの読書ポイントについて解説していきます。

Amazon Review:3.3(レビュー数33)
わかりやすさ  :★★★★★
専門性     :★★☆☆☆

読書ポイント

この本で学べるのは、大きく分けて次の3つ。

・成功モデルが溶けた時代の最も有効な働き方
・今を動かす8人の働き方
・成功する人としない人のたった一つの差

それぞれ順番に見ていきましょう。

ポイント1.成功モデルが溶けた時代の最も有効な働き方

そもそも、なぜ変化しないといけないかと言うと、社会が大きく変わるからですよね。

内定をもらった企業で定年まで勤め上げる、レールに乗った人生は多くの人が歩めない。会社や上司から振られた仕事を片づけていくだけの人は、時代に取り残される。タイやベトナムといった東南アジアなどの新興国の優秀な人たちと、日本人の給料は、そのうち同等になる。分野によっては新興国よりも安くなってしまうこともあり得るだろう。

それじゃあ、そうならないためには、どのように働けばいいかと言うと次の5つを意識して働くのがポイント。

・目標からの逆算はせず、今だけに集中する。
・常識にとらわれず、まつさらな目で見る。
・遊びと仕事の境目をなくす。
・皮膚感覚で違和感を感じる仕事は捨て
・失敗を恐れず、ひとつの場所に固執しない。

ちょっと、意外なこともあるかもしれません。

例えば、「今だけに集中する」。一般的には、目標を掲げてー。とかありますが、その見えない目標ではなくて、とにかく今目の前にあることに集中しようよ。ってことですね。

例えば、10年後に起業するのが目標です!と言うのは、いい目標かもしれない。でも、10年後に生きているかすらわからない。

それだったら、今やりたいことをやったほうが絶対にいい!ってことですね。これはすごく同感です。

そうやっていれば、自然と遊びと仕事の境も無くなります。なぜかと言うと、仕事が好きでたまらなくなるからです。

今の仕事が嫌いな人は、この感覚がわからないかもしれない。

そんな人は、「もし明日死ぬとしたらどうする?」と考えて、すぐに行動するのがいいと思います。

ポイント2.今を動かす8人の働き方

この本は、8人の今注目すべき人の働き方をのぞけます。

例えば、こんな感じ。

増田セバスチャン

決められたルールで動いている。でも、そんなのぶち壊してもいいし、僕の
感性で生きても全然構わない 

小田吉男

仕事をしてお金をもらえること、称賛されること、知識を得ることも、たくさんの人や価値と出会えることも、全部楽しいからやってる

HIKAKIN

面白いものがあれば,そっちへ行く。
そうシンプルに考える人が、結果的に息長くやっていけると考えています

小田さんは、秋葉原で「萌ブーム」を作った人。

一見、楽しく仕事をするって何かでたらめなように思うかもしれない。

でも、アインシュタインだってピカソだって、誰よりも楽しんだからあれだけの成果を出せたんだと思います。

ホリエモン以外の人の話をじっくり知れるのは大きなポイントですね。

ポイント3.成功する人としない人のたった一つの差

成功している人たちは、「ラッキーなだけ。それか、才能があった。」と思ってしまいがち。

でも、本当にそうなのでしょうか。

イノベーターとは、一足飛びの賭けに乗じず、時流に乗った、ラッキーな成功者ではない。足下を固め、段取りをしっかり踏みながら、レールから最大限のジャンプを成し遂げた。良質な情報を浴び、努力(とも思っていないだろうが)を重ね、いまも成長している。

HIKAKIINさんとか、分かりやすい。以前に投稿されたHIKAKINさんの24時間の生活リズムは、すごかったですよね。

多分、普通の人なら、「あんな努力できない」と思うと思います。僕もそう思う。

でも、HIKAKINさんはそうは持っていないのでしょう。

本当に好きだから、時間も忘れてできているのです。

つまり、イノベーターとそうでない人の違いはたったこれだけ。

イノベーターの8人と自分は違うと評するのなら、あなたはイノベーターになる資格がないのではなく、自分は何が楽しくて、ワクワクするのか、分かっていないだけだ。

 わかったら、自分がワクワクできることを見つけて全力を注いで楽しめ!ってことですね。


こんな人におすすめ

この本は、とくにこんな人におすすめ!

・ホリエモンはちょっと苦手
・新しい時代の働き方を学びたい
・成功するための働き方を知りたい

今を動かしている人たちが、どのような意識でどんなことをしてきたのか。貧しいときはどんなだったのかが、かなりわかりやすい。

なので、本を読み慣れていない人でもストーリー感覚で読めます。

ただし、「ホリエモンが考える具体的な成功メソッドを知りたい!」という人には、おすすめしません。その人には、最新の「多動力 (NewsPicks Book)」がおすすめ。

かなり主張が尖っていて、ホリエモンさんの考えを初めて知る人には、刺激が強すぎるかもしれない。でも、学びはとても多くなると思います。

今回紹介した「逆転の仕事論」はこちら