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社会不適合な「みならい脚本家」川崎雄斗の心理学的ライフハックブログ

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1分でわかる!WORK SHIFT(書評)

記事を書いた人:Yuto あとで読む

人工知能の発達などによって、「将来どうしたらいいんだろう。。」と不安になることがあるかもしれません。

もし変化を意識しないで生きていると、「仕事がなくなって、孤独になったまま、100歳まで生きる」、「24時間寝ないで働く」なんてことになる可能性もあります。。

正直、将来を完璧に予測するのは極めて難しい。でも、ある程度「必ず来るだろう」と言えるような将来なら情報を集めればすぐにわかります。

WORK SHIFTは、「2025年の働き方」をテーマにした本。働き方は、どんなことが起きて、どんな風に変わるのか、そして2025年以降も安心して生きていくためには、どんなことが大切なのかが書かれています。

この書評では、WORK SHIFTをざっくりと理解できるように、大切なことを解説します。

Amazon Review:(レビュー数)
わかりやすさ  :★★★★☆
専門性     :★★★★★

読書ポイント

この本の読書ポイントは次の3つです。

・働き方を変える5つの要因
・漠然と迎える孤独な未来とは
・明るい未来を築く「3つのシフト」

それぞれのテーマで1~2つピックアップして、大事なことをさらって行きます。

ポイント1.働き方を変える5つの要因

そもそも、将来について正しく理解するためには「なぜ、働い方が変わるのか」を知っておく必要があります。

働き方の未来を形づくる五つの要因を分析すれば、どういうキャリアと専門技能が最も未来に押しつぶされにくいかを推測できる

その要因とは、次の5つです。

・テクノロジー
・グローバル化
・社会構造の変化と長寿化
・社会の変化
・エネルギー問題と環境問題の深刻化

例えば、グローバル化。 Google翻訳とかは、あと5年もすれば同時通訳とかナチュラルな翻訳ができるようになるはず。

グローバル化が進み、世界がますます一体化すれば、先進国も含めて世界中のあらゆる地域に貧困層が出現する。グローバルな市場で求められる高度な専門技能をもたず、そうかといって、高齢化が進む都市住民向けサービスのニーズにこたえる技能と意思もない人たちが、グローバルな下層階級になる。

 身近なところで言えば、日本のライターやブロガーは世界の同業者と戦うことになるかもしれない。これはプログラマーもマーケターもみんな同じ。

簡単に言えば、ライバルが50倍になるってことですね。(日本人口1億、世界人口50億として)

それから長寿化もすごい。今生きている20代の人が100歳まで生きる確率は、50%以上あるんだそう。「70~80歳まで」現役で働くことが一般的になる。

これは、医療技術が高度になるから。

ナノサイズの微小な粒子に抗癌剤を包んで血液中に送り込み、薬剤を癌細胞にだけ直接届けることが可能になるとみられている。

本書では、こんな感じで5要因がどのように未来に影響を与えるのか詳しく書いてある。これらを知っておくだけでも、未来に対する考え方は大きく変わるはず。

ポイント2.漠然と迎える孤独な未来とは

もし、この変化を意識しないで生きていると、

・時間に追われる
・人との繋がりが希薄化する
・孤独になる

といった、未来に直面することになります。

優秀な人材が世界を舞台に活躍できるようになるという好ましい影響が生未れる半面、競争が激化し、人々がますます慌ただしく時間に追われるようになるという負の影響も生まれる。

バーチャルオフィスで世界中の人と繋がるようになったら、日本にいながらアメリカの人と深夜にミーティングなんてことが当たり前になる可能性もありますもんね。

それから、これまで65歳でリタイアする予定だったのが、80歳まで現役とかなると、「どうしたらええのかわからん!」ってなる人も増えるはず。

将来を明るく生きるためには、3つのシフトが重要です。

ポイント3.明るい未来を築く「3つのシフト」

・ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
・孤独な競争から「協力して起こすイノベーションへ」
・大量消費から「情熱を傾けられる経験へ」

例えば、最近では広く浅くスキルを高めるゼネラリストが重宝されていました。

でも、グローバルレベルで戦いが活発化すると、とてもそれじゃ勝てない。専門性を高度に高める必要があるわけです。

1つの専門性を高めるには、1,000時間必要なそう。1日3時間のペースで続けても10年かかります。

そこで、これからの働き方を決める上では「好きなことをする」のが大切なわけです。

未来が予測どおりになる保証がないことを考えれば、自分が好きなこと,そして、情熱をいだけることを職業に選ぶのが賢明だ。

ただし、20〜80歳までを生き抜くためには、1つの専門性ではとても無理。いくつもの専門性を磨くことが必須になるようですよ。

こんな人におすすめ

ちょっと早足でしたが、この本は特に次の人におすすめ。

・漠然と将来が不安
・将来の対策方法がわからない
・家庭を犠牲にせず働く方法が知りたい
・自分らしく、幸せに生きたい

かなり分厚いですが、事例が多く読みやすい。将来について情報を集めたい人は、ペラい本より、WORK SHIFTの方が断然おすすめです。

ちょっと、説明足りない部分も多いので、後日今回解説した3つのポイントをより深く掘り下げて生きます。