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社会不適合な「みならい脚本家」川崎雄斗の心理学的ライフハックブログ

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1分でわかる!仕事は楽しいかね(書評)

記事を書いた人:Yuto あとで読む

「仕事は楽しいかね?」と、聞かれたらなんと答えますか。

楽しいけど、しんどい。全く楽しくない。休日が楽しみ。正直、会社員してたときの僕はそんな風に思っていました。

仕事は楽しいかね?は、おじいちゃんが辛辣に本質をついてくる本。なんだかやる気でないなー。ってときに読んだら、クスッとしてしまいます。

でも、書かれていることが案外図星だったりするので、勉強にもなる。読みやすくて、わかりやすくて、タメになる。そんな1冊です。

Amazon Review:4.2(レビュー数336)
わかりやすさ  :★★★★★
専門性     :★★☆☆☆

この本を読んで「あ〜、確かになぁ。。」と思わず、頷いてしまったのは次の3つのポイント。

・頭のいい人が陥る愚かな失敗
・マンネリ化を進める目標の弊害
・本当の仕事とは

それぞれ、順番に見ていきましょう。

ポイント1.頭のいい人が陥る愚かな失敗

こうゆう人いっぱいいますよね。

他人の成功を見るとき、私たちは何気なく口にしていないだろうか。ついてたよね、という言葉を。 陰にある努力を知ろうとせず、成功した部分だけに目を向けて羨むこともある。  才能のある人は違うなあ、と吐息まじりに。

ちょっと、前までの僕ですが笑。僕もこれすごく思っていました。

「サービスがヒットするなんて運でしょ。同じこと考えてる人はたくさんいるんだから、誰が運良く勝ち残れるかって話」みたいに。

でも、実際に会社を辞めて痛感しました。全然違うんです。

たしかに、ある程度の運は必要。でも、それを引き寄せるのは本人の行動なんです。

行動すれば、するだけ新しい運に出会える可能性が増える。それをさらに繰り返せば、どこかで運に恵まれる。

ニトリの社長さんが言っていましたが「運は作るもの」なんですよね。

だから、他人の成功を指をくわえて見ている人はもったいない。

 問題はね、きみが理屈っぽいってことだ。きみの思考は、学生モードのままなんだよ。この課題をすべてやっておきなさい、そうすればAがとれますよってね。きみは、課題のリストをほしがってるだけなんだ

 昔の僕が求めていたのは、安心ってことですね。

課題リストが間違っていれば、それを配った人の責任って言えますし。

そんな風に、していると数年後大変なことになってるかも。

この十五年の間に、何を誇れるようになったのか。何を達成したと言えるのか。私に言えるのはこれだけです。 『そこそこの給料をもらってる』

では、どうすればいいのか?

真っ先に考えるのは「将来どうなっていたいか?」ではないですか。でも、このときの考え方には注意が必要。

好きなことしよう!と僕はいつも言っていますが、これには1つ課題があります。

だけどこれには一つ問題がある。多くの人は、自分がどんな仕事が〈大好き〉か、どういう仕事をこの先ずっと、毎日、朝から晩までしたいか、わからないということだ。

これはその通り。でも、結局本当の好きなことって、行動してからじゃないとわからないので、とにかくやってみるしかないんですよね。

それから、目標を立てるときも課題があります。

ポイント2.マンネリ化を進める目標の弊害

僕は目標を立てるのは、好きですがこのことはちゃんと意識しないといけない。

『〈ずっとしたいと思っていた〉仕事をしているのに、なぜか〈やっぱり幸せじゃない〉んです』そういう人は、計画を立てることに依存しすぎてる。僕が〈目標の弊害〉と呼んでいる状態に陥ってるんだ

要は、目標を立てて、やった気になるのはあかんでって話ですね。

目標を設定すると、自己管理ができているような気がする

ちなみに、本書では次のような目標をおすすめされてます。

今日の目標は明日のマンネリ。  そして尋ねた。「僕がいままでに掲げた目標が一つだけある。聞きたいかね?」  ぜひ、と私は答える。 〝明日は今日と違う自分になる〟だよ。

これなら、会社員、フリーランス問わず、掲げられる目標ですね。

ポイント3.本当の仕事とは

さて、「あなたは自分の仕事をできていますか?」と、聞かれたらなんと答えますか。

これに、応えるためには、自分の仕事をしっかり自覚しておくのが重要。

本当の達成というのは、あるべき状態より良くあることなんだ。ただ良いだけじゃなく、目を見張るようなものであること。マジックだね

そのためには、誰のために何をするか。

そして、なにより自分のために働くことが重要です。

仕事が楽しくないときは、この本を読んで振り返って見てください。

 こんな人におすすめ

この本は、とくに次の人におすすめ。

・毎日が楽しくない
・仕事辞めたい
・将来が漠然と不安だけど何もしてない

要するに、この本が伝えているのはこうゆうこと。

つまり結論は、『何もするな、そうすれば素晴らしいアイデアがやってくるだろう』じゃない。『〈あらゆること〉をしろ。素晴らしいアイデアは、どこからやってくるかわからないのだから

その通りだと思うので、気になる人はどうぞ。