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社会不適合な「みならい脚本家」川崎雄斗の心理学的ライフハックブログ

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半農半Xインターンってなに?

記事を書いた人:Yuto あとで読む

ドンっ。

味気なく振り落とされたぶつ切り包丁が まな板とぶつかる音がして1分もすると、 ほんの120秒までまで見ていた命が

肉の塊に変わっていた。

 

こんにちは! ブログを更新すればするほど、 移住したい欲が高まりる@ゆーれかです。

さて、立て続けに色々あったので

こちらの記事の更新が遅れました!

 

前回までに「半農半Xインターン」のことを 報告していたんですが、

そもそも半農半Xの説明が抜けていましたね。(笑)

 

僕は半農半Xは

「命を体に取り入れながら、 自分のための人生を生きる生き方」

だとインターンを通して感じました。

 

そもそも、半農半Xインターンってなに?

 

僕自身、半農半Xについては全く知らず。

 

参加した時も、 「半分農業して、半分?なにするの?」

 

って、思っていたんですが 概念を広めた塩見直紀さん によると定義はこんな感じ。

 

半農半Xとは、「持続可能な農ある小さな暮らしをしつつ、天の才(個性や能力、特技など)を社会のために生かし、天職(X)を行う生き方、暮らし方」と、私は定義づけているんです。 出典:新時代のキーワード「半農半X」って?http://allabout.co.jp/gm/gc/60576/

 

農業で食いつないで、 好きなことをする田舎暮らし事かな?

 

と思ったんですが、 それもどうやら違うよう。

 

田舎暮らしは、田舎が舞台で、田舎で暮らすことが目的だけれど、半農半Xは、都会でもできる、そこが違いますね。「小さな農」を暮らしに取り入れつつ、自分の大好きなことをテーマにして食べていくのが、半農半Xなんです。 出典:新時代のキーワード「半農半X」って?http://allabout.co.jp/gm/gc/60576/

 

うーん。

言葉としてはわかるんですが、

でも、やっぱり「農」が何かがわからない...

 

そう思っていたんですが、

やっぱり答えがちゃんとありました。

 

 

「農」とは言い換えれば「ていねいに暮らすこと」であり、「センス・オブ・ワンダー」(レイチェル・カーソン)をもって生きることなんです。暮らしの中に農の視点を持つことで、「いつかは終わる生命体である自分」を意識すること 出典:新時代のキーワード「半農半X」って?http://allabout.co.jp/gm/gc/60576/

 

なるほどー。これならわかる。

 

たぶんこれって インドにいた時の鶏に似てる。

 

インドでは、 保存方法が発達していないためか、 宗教の関係で生き物を大切にするためか 鶏肉を買う時、その場で絞める。

 

正直、初めての時は めちゃくちゃ怖かった。

 

「今日は鶏肉のカレー作るから、 家にこいよ」と、誘って来たのは

 

図体ばかりでかくて 仕事ではおとなしい ヒンディー教徒の同僚、パンカジさん。

 

いや、お前ヒンディー教徒じゃないんかい!

なんて、思うことももうなくなった。

 

こっちに来てからというもの、

肉を食べるヒンディー教徒に出会いすぎた。

 

ある意味、カルチャーショック。

 

「もちろん!」

 

と、答えるとパンカジは僕を KAWASAKIとロゴが印字された バイクに載せて肉屋に向かった。

 

 

30分ほどバイクを走らせると、 肉屋に到着した。

 

ん?肉はどこ?

 

と、バカみたいなことを考える隣では 人間も入れるほど大きなゲージに 入った鶏がごきげんそうに鳴いている。

 

 

パンカジの古い友人という 肉屋の彼は、片方だけ伸ばした髪と あぶらっぽい褐色の手が綺麗な男性。

 

 

パンカジ 「あ、鶏肉300g頼む」

褐色の男 「OK」

 

 

パンカジが注文すると、

 

「ざっと、20羽くらいかな?」

 

なんて、ゲージを見ながら能天気な事を 考えていた僕の前に褐色の男が現れる。

 

 

籠から鶏を店の裏に持っていく定員。

ぐげぇーぐげぇ―と喚く鶏。

 

 

ドンっ!

と、落ちるぶつ切り包丁の音。

 

戻って談笑している褐色の店員。

 

後ろでは、喉がなくなって、 声が出せなくなった何かが バタバタと動き回る音が聞こえる。

 

聞こえないはずの ぐげぇーぐげぇ―と 鳴く声が聞こえる。

 

 

1分ほどたって、 動く音がなくなると 店の裏に戻っていく褐色の男。

 

そして、手には 毛がなくなった肉。

 

あぁ。

 

普段僕は、 こうゆうものを食べてたんだ。

 

命を吸収してたんだ。

 

そんな風に体験したことがあります。

 

たぶん、半農半Xは この「命」を実感する生き方。

 

農を生活の中に 取り入れるのはそうゆうこと なんじゃないかなって思ってます。

 

正直、都会にいると肉ってただ肉なんですよ。

 

肉の前の姿を知らないから、 ただの食料なんです。

 

でも、その前の姿を知ると、 自分が「何」を食べているのか実感する。

 

「実感したところで、何も変わらない。」

 

と、思うかもしれないんですが やっぱり変わるんじゃないかなって思います。

 

自分が生きるためには、 植物や動物のたくさんの命を 頂かないといけない。

 

だから、「頂きます」なんです。

料理を作ってくれた人でも神様でもなく、 今から自分の中に取り入れる生命たちに。

 

もし、学生さんや社会人でも 時間があるなら一回だけ、 こうゆうのを経験してみてもいいと思います。

 

「動物たちがかわいそうだから せめて、感謝だけでもしてほしい」

 

と、思っているわけじゃないです。

 

ただ、もしあなたが

・なんで働いてんのかな ・生きてる意味がわからんくなってきた

とか、思っていたら 何か開けるかもしれません。

 

ほんのちょっとだけ、 生きることに対する 考えが変わるかもしれません。

 

なので、どうこうしてほしい! ってわけじゃないですが、

 

食べた命をエネルギーに変えて、

一旦、自分の中に取り込んだ命。

 

僕の場合は、もらった命を

アニメ映画に吹き込んでいく。

 

 

あなたは、吸い込んだ命を

なにに吹き込んで生きていく?

 

そんな事を考えられるという点で、

半農半Xインターン、おすすめですよ!

 

気になる方は、矢野大地さんの ブログを要チェックです。 (詳しくはこちら)